次回作予告
霧幻想ミストブレイカーズ2
−M.G.ブレイカーズ−
も
残り二話となりました。
完結はたぶん今年の夏以降となりますが、
少し早めに次回作を書いておきます。
少しでも早く、新しい世界に馴染んで頂きたいですからね。
とはいえ、舞台は「イーラ大陸」で変わりは無いのですが。
そう、新しいPBeMは再びイーラの世界が舞台です。
しかしそれは、ミストブレイカーズのような英雄達の物語ではありません。
ああ、タイトルを言うのを忘れていましたね。
タイトルは、
アリシアン・ナイツ
−勇者候補生!−
ちょっとベタなタイトルですが、イメージは伝わって頂けると思います。
このPBeMは、水の王都ダナリアに建つ、冒険者を育成する学校が舞台です。
プレイヤーはこの学園の生徒となり、立派な冒険者(?)としてデビューまでの、
騒がしい学園生活をプレイしてもらいます。
キーワードは、「目指せ、レベル1」。
普通のRPGではなかなか描写されない、
「レベルとレベルの間の成長過程」
に注目し、少しずつの、しかし着実な成長の実感を表現できたら・・・嬉しいのですが・・・。
(でも僕はパワーゲームが好きだからなぁ・・・。)
もちろんそれだけでは地味で眠くなってしまうので、
もう一つのキーワードがあります。それが、
「騒がしい学園生活」。
ちょっと身に覚えのある世界で、勉強に、サークルに、冒険に励んでもらいます。
しかし、冒険は辛いものになります。
キャラクターは「何でもできる可能性」をもっていますが、
最初から「何でもできる」わけではありません。
なにしろレベルは1未満。
現役冒険者がさらりとこなすような冒険でも、
修行中の生徒にとってはハードな冒険なのです。
「弱いのなんかつまらない」?
それは早とちりというもの。
未熟なキャラが未熟なりに、一生懸命考えて頑張るシーンは、
英雄の偉業とはまた違った楽しさに満ちているのです。
「できない」
ことは、
「できるようになりたい」
という意思を生み、それが成長のエネルギーとなります。
完成品の英雄ではない、
未完成な生徒たちを、
あなたの手で一人前にしてあげてください。
創る楽しみは、キャラクターメイキングの時だけでは終らないのです。
・・・と、他人様の文章を引用してしまいましたが(笑)、
僕の考えていることは同じです。
歴史に残る戦いのちょっと前に始まった、
歴史に残らない小さな、でも彼らにとっては大きな、
冒険譚を創っていきましょう。
※このPBeMは同人TRPG「剣と魔法の学園記」をベースにしております。