第一話『太陽が始まるとき』

イーラ大陸の最西端に二つの島がある。
フロス島にヒューム島。
しかしこの二つの島は、大陸に住む人々のほとんどの信仰を占める宗教、『ローク教』信者にとっては大切な島なのだ。
なぜならここには、ローク教の総本山があるからである。
特にこの宗教の頂点に立ち、
また大陸最大の帝国『リュイナート帝国』(首都・ファーレン)の皇女でもある少女『リンネ・ファナルキア』と、
彼女を補佐する神官長『ウルザ・シヴィエルナイト』の住むヒューム山の大神殿は、
限られた者でしか入れない聖地となっていた。
逆に太陽のはじまりの地とも称される『神聖都市エル・ローク』『門前都市アル・ローク』には、
毎日大勢のローク教信者が巡礼に訪れていた。

物語は、ウルザが古代の遺産『ミスト』を発掘したことから始まる。
ミスト、それは古代の魔術師が、魔導技術と機械技術を合成させて完成させた巨大な鎧の名称。
その圧倒的な力に魅せられたウルザは、大陸侵略の野望に燃え、
手始めとしてミストが多く眠っていると言われているエル・ロークへと侵攻した。
その尖兵を担ったのがウルザの親衛騎士団の一つ、
『龍胆騎士団』の団長で『六花公』の一人、
『龍胆公・ミシュラ・レン』であった。
その戦いに、エル・ロークで行き倒れていた青年『グレイ・グロリアス』と、
神官戦士の『ブロウィン・ウインド』達は巻き込まれることになる。
グレイは敵から奪ったA級ミスト『セラ・パラディン』を駆り、迎撃に舞い上がる。
ブロウは、そんな時『天帝ローク』の声を聞いた。
『聞こえるだろう・・・お前の魂がまだ諦めていなければ・・・私の声が聞こえるはずだ・・・。』
突如ブロウの胸元が光に包まれそこから一本の剣が姿を現す。
それこそが『ミストブレイカー』
一撃でミストを破壊できるという伝説の武器。
そしてその武器を持った人々は
『ミストブレイカーズ』
と呼ばれたのである。
だが、ブレイカーズに覚醒したばかりのブロウだけでは、龍胆騎士団のミスト隊全員を相手に戦うことはできず、
一旦アル・ロークへと退却することとなった。
エル・ロークはミシュラによって制圧される。
だが、新たなるミストブレイカーズの伝説は、ここから始まるのである。

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