PBMの内容

 さて、参加案内が来ましたら、それを読んで参加するかどうかを決めます。
 大概のゲームは『ライト・ファンタジー』(『スレイヤーズ』や『オーフェン』のような世界)が舞台ですが、
中にはSFもの、スチームパンク、現代(学園)もの、
版権もの(実際『女神転生』や『オーガス』の世界を扱ったPBMもありました)などもあるので、
自分が好きな世界を選びましょう。

 参加したいものが決まったら、申込みをします。
 数日過ぎればマニュアルが送られてくるはずです。
 ここに物語の世界観や、キャラメイクの仕方などが書かれています。
 ではいよいよキャラクターメイキングです。

キャラクター・メイキング
−自分だけのキャラクターを作ろう!−



 よく旅行は、当日よりもそれまでの計画を考える方が楽しいという人がいます。
カードゲームなどでも、本番の大会よりも、その前日にデッキ組んでいる時の方が楽しかったりしますしね(超個人的見解)。
 PBMでも本編よりも、キャラメイク時の方が楽しいという方もいます。
自分の作ったキャラがどう活躍するか、想像するだけでも楽しいですからね。
 そんなわけで、自分の参加する架空の世界における、もう一人の自分
(これを『プレイヤー・キャラクター』『PC』といいます)
をマニュアルを見ながら作成します。
 どんな容姿か?性格は?口調は?それらをひとつひとつ考えて書いていきます。
 全く自分そっくりなPCでも構いませんし、
異性のPC(欲望のままに理想の女性をつくったりしてね・・・ってそれは自分)
をやってみるのもいいでしょう。
または現実に存在しないような(エルフや半獣人、メイドさんも入るかもしれない)PCも作れる場合があります。
 ここいら辺はTRPGと同じですね。
 最近では『ウィザードリィ』や『ソーサリアン』のように、
キャラ自由度の無いテレビゲームが多い(名前はおろか、過去の設定まであったりする)ので、
そういう意味では自由度が高いといえるのではないのでしょうか。

 さぁ、それでは大事に作ったキャラを冒険へ出して見ましょう。

アクションをかけよう!
リアクションをもらおう!



 大体のマニュアルには、『オープニング・リアクション』というショートストーリーがついています。
 これは、このシナリオではこういう事件が起きますよ。ということが書かれているプロローグであり、
参加者(これを『プレイヤー』『PL』といます)はこれを読んで好きなシナリオに参加するのです。
 例えば文章がギャグっぽかったら、そこのシナリオはコメディでしょうし、
いきなり殺人事件が起きていたら、そこは犯人を探すミステリ系の話になるでしょう。
初っ端から戦闘が始まっていたら、それはバトル系ですし、
学校なんかがあれば、即学園ものになるでしょう。
 そして、そこで自分(PC)は何をするか?
謎解き系なら聞き込みや現場検証をするでしょうし、バトル系では戦わなければ自分がやられてしまいます。
 具体的な行動を紙に書いて『マスター』
(そのシナリオを管理、執筆する人。TRPGにおけるゲームマスターと同じ役割)に送りましょう。
 この行為を『アクション』と言います。

 さて、マスターに送られたアクションは、
マスターが他のPCのアクションとうまく合わせながら、ひとつの文章を書いていきます。
 ここでアクションの合否がされるわけです。
 うまいアクションなら、その物語上で主役を張れるでしょうし、
下手なアクションでは脇役はおろか、一文字もその話に出してもらえない場合もあります
(これを『没』といいます。僕も何回か食らいましたが、とても精神的に痛いです)。
 そしてその文章はそのシナリオに参加した全員に配られます。
 これを『リアクション』と呼ぶのですよ奥さん。
 そのリアクション(リアと短く呼ぶのが通)で大きな活躍をすれば、良くも悪くも大勢の人に認知されることになるのです。
ちょっとした有名人ですよ。これはかなり気持ちのいいものです。
 交流誌やオフイベ、プライベ(これらの説明は後述)などで、
『あ、あのキャラクターの・・・。』とかみんなから言われる場合もあるのです。
 まぁ、余程の活躍をしなければ無理なのですが。

 で、ですね、このリアというものを読んで、再び自分はどうしようかと考え、アクションを送る。
 で、またマスターはそのアクションを見てリアに書く・・・。
 という作業を何回か繰り返し、一つの話を皆で作っていく。
 というのがPBMの基本的(そう、あくまでこれは『基本的』な楽しみ方なのです)な流れです。

 うみゅ・・・急いで流したのでイマイチ、ピンと来ないかもしれませんね。
 ではちょっと例を出してやってみましょう。


では実際にやってみましょう。



 ここでは例として、僕(川本直紀)がマスタリングする、
 『ダブル・コントロール』を題材とします。
 まず以下の文章を読んでみてください。これが物語の発端、『プロローグ』となる部分です。

ここを押して下さい。



 さて、どんな感想を持ったでしょうか?
 『文章の基本がなっていない』?その通りです。
 『内容や舞台設定がありきたり』?すみません。思いきり自分の趣味に走っているもので。
 
 ま、それはともかく、
 少しでもこの物語に興味を持った方や、この世界に出てみたいと思った方、
この物語はつまらなくても、PBMについてもう少し知りたいという方は、もう少しお付き合い願います。

 次にこの世界に参加するためのキャラクターを作ります。
 一応この物語は現代日本が舞台なのですから、最低限のルールがあります。以下を参考にPCを作って下さい。

ここを押してね。



 例えばここでPCを作ってみるとすれば、
 まずキャラクターは、僕は女の子が好きなので女の子にしましょう。
 となると名前柊 千里(ひいらぎ・ちさと)なんていいかもしれない。
 一人称二人称なんかは川本的にはもちろん『ボク推』に入りたい程だから、『ボク』『キミ』は外せないでしょう(笑)。
 となると性格は必然的にボーイッシュとなります。
 名字が柊なので、勝手にNPC『柊 美琴』のにしてしまいましょう
(商業PBMではこういう設定は普通、認められません。あくまで川本のシナリオのみです)。
 ならば、年齢16歳くらいが妥当かな。
 もちろん活躍したいから職業はメインのサッカー部員で安定。
 ・・・とすると仲良く同じ学校にするか・・・。いやまてよ、それじゃあつまらないから、姉と反目しあっていることにしよう。
 だったら彼女はライバル校の一つ、湘南大相模の生徒にして、姉と戦わせよう。
 でも何で仲が悪いんだろう?・・・そうだ、彼女が『お姉様』と慕っている『ポンちゃん』が姉にベタ惚れだから、それに嫉妬して・・・
(以降、かなり怪しい方向に想像(妄想ともいう)が暴走していくので省略)という風に設定を肉付けしていくわけです。

 次にアクションを考えてみます。
 今回のプロローグはあくまで顔見せ程度ですから、具体的な行動方針は書いてありません。
やりにくいかもしれませんが、逆に言えばなんでもできるということです。
 これから地区大会が始まりますから、姉の食べ物に下剤とか入れて試合の邪魔をしてもいいですし、
ポンちゃんに急接近して親交を深めてもいいでしょう。
地道に試合に向けての練習でも構いません。
自分のしたいことをすればいいのです。

 もしあなたなら、この世界でどのようなキャラクターを作り、どのように行動したいと思いますか?
 それを想像して、楽しい、やってみたいと思えたのなら、PBMというものに参加してみてください。
 必ず、自分の知らなかった世界や仲間に出会えますから・・・。

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